「アンパンマンのクリスマス」という絵本があります。

アンパンマンのクリスマス
アンパンマンのクリスマス


この絵本、子供に読み聞かせをしていて不思議な点があるのです。アンパンマンと言えば「顔が濡れて力が出ない~」と非常に水に弱いのが常識ではないでしょうか。顔に水が掛かりそうな時には防水具を身につけて登場するほどです。

この絵本では、思いっきり顔が濡れているはずなのにアンパンマンは平然とばいきんまんと戦って倒してしまいます。ばいきんまんに誘拐されたサンタクロースを湖の底に助けに行くのですが、防水具も無しに水の中に潜って行くのです。

子供達もテレビアニメの「それ行け!アンパンマン」で水に弱いアンパンマンを見慣れていますので、ちょっと不思議に思っているようです。


どうやら、初期のころには多少の異常では平気だったようで、水に濡れてもふやけないこともあったようです。


アンパンマンの絵本は1973年に幼稚園・保育園向けに初めて登場して、初めての絵本はひらがなで「あんぱんまん」だったようです。私も幼稚園の頃に先生から読んでもらった記憶があります。かなりインパクトのある楽しい絵本でした。 幼稚園・保育園で人気が出た為に1976年にハードカバー版が販売されたそうです。
あんぱんまん (キンダーおはなしえほん傑作選 8)
あんぱんまん (キンダーおはなしえほん傑作選 8)

初期のアンパンマンの顔は現在と少し違っていましたし、容姿も設定も少しずつ変遷してきたということだと思います。