5月25日、Movable Type (ムーバブル・タイプ) 5.1が正式にリリースされました。
Movable Type 5.04から5.1にアップグレードしみることにしました。


≪Movable Type 5.1の主な新機能≫
・カテゴリのな並べ替えができるようになりました。
・ブログ記事やコメントの管理画面が新しくなりました。ソートやフィルター機能を強化。
・ブログ記事とウェブページの投稿画面が改善されました。
 Movable Type 5.1 の新機能

新しいダッシュボードは感覚的に使いやすくなった印象を受けました。

≪アップグレード覚書≫
Movable Type 5 を最新のバージョンへアップグレード」の通りで可能なようです。

アプリケーションディレクトリは「mt」として説明

1.MySQL のバックアップ

データベースをバックアップしておくことで、アップグレードなどを行った際に不慮の事態でデータを失っても復旧することが可能になります。
※Movable Type のアップグレード、カスタマイズ、新しいプラグインの導入の際はバックアップが推奨されています。
※データベースにはアップロードした画像ファイルなどは含まれないので、Movable Typeの「バックアップ」 機能により画像ファイルなどもバックアップします。

◎ブラウザで MySQL を管理できるツールのphpMyAdminを利用すると便利です。
(ロリポップの管理画面からデータベース『phpMyAdmin』を利用、比較的簡単にバックアップ可能)

ホスティングサーバーの事業者がバックアップツールを提供している場合は、そのツールを利用します。


2.Movable Typeのダッシュボードでバックアップ

アップロードした画像ファイルなどのバックアップを行います。 ダッシュボードのツールから「バックアップ」を選択します。

ホスティングサービスなどの共有サーバーではバックアップ先の初期値「/tmp」ディレクトリにアクセスできない場合があるようです。この場合はバックアップの保存先を変更します。
「mt-config.cgi」に保存先名を「tmp」として以下のように書き加えます。ディレクトリ「mt」内にバックアップを保存する場合の設定例です。
TempDir /home/melody/cgi-bin/mt/tmp/(home以下は「mt-config.cgi」内の他のディレクトリパスを参考に変更します)


3.Movable Type 5.1へアップグレード

MT-5.1-jaをダウンロードして解凍します。

以下の2つの方法があります。私は前者の方でやってみました。
・既存のアプリケーションディレクトリ「mt」にFTPソフトを利用して上書きします。(念のため、事前にFTPで「mt」をダウンロードしてバックアップしておきました)

 又は

・既存のアプリケーションディレクトリ「mt」の名前を「mt5.04」に変更します。「mt5.04」からmt-config.cgiファイル、追加プラグイン、追加したテンプレート等(MTに自分で追加した部分)を解凍した「MT-5.1-ja」ディレクトリにコピーします。FTPソフトで「MT-5.1-ja」をアップロード。「MT-5.1-ja」の名前を「mt」に変更します。サーバー上でアプリケーションディレクトリの名前を入れ替える方法です。


アプリケーション ディレクトリのmt.cgi にログインすると自動でアップグレードされます。データベースの「アップグレード開始」画面が現れたら次に進みます。
Movable Type 5.1へアップグレード

アップグレードが完了すると「アップグレードを完了しました!」という画面が現れます。
アップグレード完了



早速、カテゴリの並べ替えをやってみましたが簡単でした。再構築後にも問題なく動きました。ただ、一部のプラグインが動かなくなったようです。ブログの見た目には関係ないので良しとします。