盛岡中心地にある街の老舗洋食屋さん「洋食みずの」(盛岡市大通)でカツハヤシを食べました。開店以来50年以上の歴史あるデミグラスソースを味わえるのはあと1週間ほどのようです。11月28日閉店という寂しいツイートを発見しました。
盛岡の中心街である映画館通りから、少し路地に入った場所に位置します。街の洋食屋さんが閉店するのは寂しい限りです。
1階には厨房があり、ガラス張りの厨房を見ながら階段を上ると客席があります。レトロな料理用エレベーターで料理が運ばれてきます。
2階の窓から看板が見えますが、「洋食、すき焼き」の文字があります。
紙ナプキンにはコックさんのかわいいキャラクターが印刷されています。
ハヤシカツ(1150円)を注文しました。
創業当初から熟成されたデミグラスソースのハヤシライスとカツの組み合わせは、特別な気持ちになります。
赤い福神漬けが添えられいるのも、何か懐かしさを感じてしまいました。
カツハヤシにはサラダが付いてきます。なお、ランチ時にはコーヒーや味噌汁、サラダ、アイスから一品サービスが付いてきます。
デミグラスソースは濃すぎないけど濃厚、上手く表現できませんが、嫌みのない濃さとコクが絶品です。これが50年を超える歴史あるデミグラスソースの味なのです。口に入れた瞬間に笑顔が出てしまい、安心感さえ感じてしまいました。
周りに人がいなければ、食べ終わった後に皿を舐めたかった...。
カツの衣はサクサクで、脂身の少ない豚肉がハヤシにマッチします。ハヤシの具には牛肉が入っていて、豚肉と牛肉を一緒に口に入れてみると幸せな気持ちになってしまいました。
幸せになれる街の洋食屋さんが閉店してしまうのは残念な限りです。 58年間ありがとうの声が聞こえてきそうです。