前回は「丹内山神社」をアラハバキ大神の巨石を中心に紹介(巨石信仰の地「丹内山神社」(花巻市東和町)でアラハバキ大神の巨石パワーに触れる)しました。今回は七不思議を紹介します。アラハバキ大神の巨石だけでも十分に不思議空間なのですが、七不思議もあるという見どころ満載の神社です。
丹内山神社七不思議


その一、本殿脇障子の唐獅子をなめると居眠りしない。
その一、本殿脇障子の唐獅子をなめると居眠りしない。

この唐獅子のことだと思います。ちょっと舐める気にはなれませんが、確かに舐めたら居眠りは出来なくなるように思えます。
本殿脇障子の唐獅子



その二、神社境内の建物につららが下がらない。
その二、神社境内の建物につららが下がらない。

この社務所や本殿にもつららが下がらないのでしょうか。もっと寒くなってから、確認に来てみたいものです。
社務所



その三、肌石には雪が積もらない。
その三、肌石には雪が積もらない。

少しわかりにくいですが、石柱に囲まれた中に肌石があります。雪が降った時に確認してみたいです。熱を発する石なのでしょうか。
肌石



その四、手水ばちはどんな旱天でも水が乾くことはない
その四、手水ばちはどんな旱天でも水が乾くことがない

下から水が湧いているのでしょうか。それとも、毎日水を入れに来る人がいるのでしょうか。これは夏場に確認してみたいです。
手水ばち



その五、神社境内には竹が生えない。
その五、神社境内には竹が生えない。

確かに見た範囲では竹が生えていませんでした。竹がないことはよくあることですが、竹にまつわる言い伝えでもあれば面白いと思います。



その六、この銀杏の葉はどんな強風でも境内の外に飛び散らない。
その六、この銀杏の葉はどんな強風でも境内の外に飛び散らない。

中央やや右の木が銀杏です。境内は銀杏の葉で埋め尽くされています。確かに下の道路には銀杏の葉がありませんでした。境内は木に囲まれ、下からの風が吹くために境内だけに葉が降りるのかもしれません。
銀杏



その七、祖父杉の幹に桐の木が生えていた。
その七、祖父杉の幹に桐の木が生えていた。

現在、根株のみ残っていますので、幹に生えていたことは確認できません。ただ、根元回り12.12m、高さ約60m、樹齢2000年という大木だったと伝わる杉の木ですから、幹から他の木が生えていても不思議ではないと思います。どれ程の巨木だったのか、大正時代に延焼で焼失する前の姿を見てみたいです。



丹内山神社は、アラハバキ大神の巨石をはじめ、本殿の素晴らしい彫刻を見ることが出来ます。前回紹介しましたが歴史的にも重要な場所だった神社です。更に七不思議まで含めると、本当に見どころの多い神社でした。