春日通り沿いにそびえ立つ「文京シビックセンター」は文京区役所本庁舎が入るビルです。
地上28階、地下4階、高さ142mのビルに区役所が入っています。25階には展望ラウンジと展望レストラン(シビックスカイレストラン椿山荘)があり、誰でも利用することができます。
文京シビックセンターの真下をのぞく 



1999年11月竣工で、旧文京公会堂の跡地に建設されました。1959年に開設された旧文京公会堂は音響が良く、クラシックコンサートなどに使われていたようです。1959年には第1回日本レコード大賞授与式の会場となり、「8時だョ!全員集合」でも使われたそうです。

現在の「文京シビックセンター」1階には1802席の大ホールがあるようです。

東京23区の区役所で最も高い建物です。 上部の突き出ている部分、25階が展望ラウンジ、26階にはスカイホールという会議室があります。
文京シビックセンター

26階 スカイホール(会議室)
25階 展望ラウンジと展望レストラン(シビックスカイレストラン椿山荘)
22階から24階 区議会
8階から21階 区役所
地下2階から7階 区民施設や1,802席の大ホールなど


「区の街並みを眺めながら議会や行政の仕事をするというのはどういう気持ちなのかな?上から目線にならないのかな?」 などとつまらないことを思ってしまいました...。(笑)


文京区では、全域の地域ごとに絶対高さ制限を定める高度地区指定を検討しているようです。古い街並みが残る文京区では素晴らしいことだと思います。そんな文京区の区役所が高層ビルなのは、少し面白い気もします。

文京区といえば、東京大学があり、森鴎外、夏目漱石、樋口一葉、坪内逍遥などの著名な文豪が居を構えたところです。岩手県出身の石川啄木、宮沢賢治も文京区内に居住跡が残ります。

今年は森鴎外生誕150周年、石川啄木没後100年が重なり、文京の地は盛り上がりを見せるのではないでしょうか。

文京区の歴史
1878年(明治11年)、都区町村編成法によって小石川区と本郷区が成立
1943年(昭和18年)7月1日、東京府と東京市が廃止、東京都を設置
1947年(昭和22年)、小石川区と本郷区が合併、文京区が成立

第二次世界大戦中に東京都が誕生したことになります。どこぞやでも都構想なるものが持ち上げってますね。区割りは20区構想となるようです。やってみたら、今度は区が無駄だー!みたいにならないことを祈ります。

閑話休題。

文京シビックセンター25階の展望ラウンジから都内を眺めてみました。文京区は好きな場所が多いので、上から見て街の配置を確認することができました。


都内も一望することができます。


新宿副都心が見えます。こちらの方角、左手に富士山が見えるようです。今回は見えませんでした。
新宿副都心


飯田橋のセントラルプラザのビルが見え、その先に外堀(牛込濠)が見えます。

江戸城外堀跡を巡る癒しの散歩(筋違見附から赤坂見附)
外堀 

池袋のサンシャイン60が見えます。
サンシャイン60 


東京スカイツリーがにょきっと伸びているのが見えました。
東京スカイツリー 



ビルの間近を眺めてみます。


丸ノ内線が顔を出してきます。左側の緑は小石川後楽園です。
水戸黄門ゆかりの「小石川後楽園」、雪山のような東京ドームに映える真っ赤なもみじ
丸ノ内線

反対側に行って見ると、丸ノ内線がもぐります。
丸ノ内線 


後楽園遊園地のジェットコースターや観覧車です。
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ガラスが斜めになっているので、真下をみることもできます。吸い込まれそうで、怖さを感じました。
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超高層ビルや東京タワーからの眺めは現実離れしてリアル感がないものです。真下を見る場合にはこの位の高さの方が怖いものです。